FUJIFILM ETERNAで記憶の奥に響く映画のようなポートレートを。

FUJIFILMのカメラに搭載されるフィルム・シミュレーションにETERNA(エテルナ)。

 

 

コンセプトはシネマ・ルック。
FUJIFILMはこの色を「記憶色」と定義します。

 

 

 

映画のような。
まるで自分の思い出かのような。

 

 

 

形容の仕方は無数あるけども、とにかく私が好きなフィルム・シミュレーションである事に変わりはない。

 

 

 

 

このエテルナ。
FUJIFILMのフィルムシミュレーションの中でもズバ抜けて彩度もコントラストも低い。

 

 

 

 

なんかもう表からはみ出てるし。
そのせいか、好みがとても分かれる。
私のように「儚い」「記憶の奥に響く」と捉える人もいれば、「なんかやたらメリハリのない眠たい描写」としか感じない人がいるのも事実。

 

 

彩度もコントラストも極端に低いという事は、言い換えると「メリハリが無い」という事になるわけですから、仕方ないといえな仕方ない。ですが、それだけでETERNAを選択肢から外すのは勿体ないと思うんですね。

 

 

個人的な考えですが、富士フィルムの標準色とされるPROVIAや、人気の高いCLASSIC CHROMEなどは比較的どんな写真でも”ハマる”と思ってます。

 

 

一方で、ETERNAは、そもそもが富士フィルムが製造していた映画用フィルムの色合いを再現したもの。
動画を前提とした設計思想に立っているので、どんな写真にもハマる万能型ではないと思ってます。

 

 

私も、「なんかETERNAだと色が浅くてしっくりこないなー」という時は結構あるので、そういう時はRPOVIAかCLASSIC CHROMEを使う事が多いです。

 

 

写真と動画の違い

 

 

 

ETERNAを使う上では、まず写真と動画における画としての違いを抑えておくのが大事です。

 

 

 

写真と動画の違いは「動いているか、止まっているか」だけじゃないんですよね。

 

 

 

映画を一時停止して、ワンシーンをよく観察すると分かるけど、映画の1コマ1コマの画の力は、写真に比べると弱い事が多いです。写真は一枚(あるいは数枚の組み写真)の中で表現する事を前提としているので、一枚の画の力は強い(ことが多い)。一方で、映画の各コマが写真のように強い画ばかりだったら、クドくて観れないんじゃないかなーなんて思ったりもします。

 

 

 

「映画のワンシーンのよう」なんてよく言いますが、その時、私達の頭では勝手に鮮明でドラマティックな画を想像しているように思います。確かにそういうシーンもありますが、先ほど言ったように、映画の画は基本的には写真よりも淡く弱い。

 

 

 

この事を分かっていないと、ただ写真を撮る時にETERNAを使えばやはり「眠たいな」となってしまう。

 

 

 

写真におけるETERNAの良さと使いかた

 

 

 

写真でETERNAを使うと確かに眠たい画になりがちです。
ですが、一方で、映画の独特の淡さ、そしてそこから来る記憶への残響みたいなものが表現できるというメリットもあります。

 

 

ETERNAは動画用のFSですので、当然、「ワンシーンを切り取った」ような感覚は表現しやすいんですね。
そういう、一連の流れの一部を切り取ったような画はストーリー性が生まれます。ストーリー性が生まれると、見ている人は例え自分に同じような経験がなくても不思議と既視感を覚えるため、そこに「エモい」といった感覚が生まれるように感じます。

 

 

とはいえ、再三言っているようにETERNAは静止画にとっては眠たいトーンなので、コントラストと彩度は少し上げて使う方が個人的には好きです。コントラストを上げるというよりもシャドー側をもう少し締める、といったイメージです。ETERNAは暗い環境でとってもかなりシャドー側を拾いますが、時にそれが眠たさの原因になる事が多いので、シャドー、あるいは黒レベルで画を締めてあげるとイイ感じなる事が多い、というのが個人的な意見です。

 

 

というワケで、ETERNA、おすすめです。
最後にちょっとだけ作例を。

 

 

 

 

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